プランニングオフィスRoom375、建材のアウトレットサイト開設
デザインリフォームを得意とするプランニングオフィスRoom375(東京都世田谷区)は年内に、建築資材のアウトレット市場のプラットフォームをオープンする予定だ。
同サイトは、在庫を出品したいリフォーム会社や工務店と、建築資材が欲しいエンドユーザーをマッチングするというもの。また、新製品を試せるコンテンツやプロに質問できるオンラインコミュニティも用意する。福島美邦子代表取締役は「入り口はあくまで掘り出し物を探すこと。特に用がなくても、ユーザーがコンテンツやコミュニティの面白さで訪問し、そこでリフォームのさまざまな需要が刺激されることを目指したい」と語る。
同サイトにリフォーム会社や工務店が参加するメリットは、在庫を有効活用することで社会貢献に寄与する企業としてイメージアップを図れる点だ。また、集客の場として活用できると福島代表取締役は語る。「オンラインコミュニティやマーケットのプラットフォームに参加することで、家づくりに興味がある人とつながることが可能です。ユーザーが何かあった時に受注につながればと思います」
一方、エンドユーザーのメリットは、建築資材がリーズナブルに入手できるという点だ。また、信頼できるプロとつながり、必要な情報やアドバイスを得ることができる。
同サービスの構想のきっかけは、福島代表取締役が在庫の廃棄をもったいないと感じていたこと。その中で、DIYに興味があり建材を入手したいエンドユーザーや不動産投資家の存在に注目し、在庫を処分したいプロと建材を入手したいエンドがマッチングするプラットフォームの構想へと至った。
「リフォームは広い意味で環境にやさしいビジネス。その中でさらに持続可能な社会の担い手として、在庫として捨てる建材を活かせるプラットフォームを構築したいと考えました。また、このような場を設けることで業界のイメージアップを目指していきたい」